終活コラム

  • 日本の散骨の歴史 4.火葬後、墓地に埋葬がスタンダードに

    戦後、昭和23年(1948年)に施行された新民法により、明治時代に作られた「家制度」は廃止され、夫婦単位の世帯を基本に様々な制度が整備されていきましたが、お墓などの祭祀財産(さいしざいさん)は分割して相続することができないため、戦前と同じように、基本的には戸主、慣例に従い長男が相続し管理することが規定されました。
    こうして、すべての国民は、死後は火葬されて墓地に埋葬されるのが当たり前という社会通念が出来上がりましたが、高度経済成長を経て、都市部への人口集中、少子高齢化、環境問題など様々な社会課題を背景に、墓地への埋葬以外の方法が出現し始めました。

小松FP事務所代表小松俊一

青山学院大学経営学部卒業後、リクルートグループ会社で10年間求人広告、社員教育の営業に携わり社長賞など受賞。その後外資系保険会社の日本法人の設立メンバーして東京西支社で人材採用や教育を担当し、40歳で起業。上場企業向け広報・IR事業を展開する傍ら、個人向けコンサルティングも行ている。

所有する主な資格

  • ファイナンシャルプランナー
  • 小型船舶免許1級
  • 終活カウンセラー
    (一般社団法人 終活カウンセラー協会)
  • 海洋散骨アドバイザー
    (一般社団法人 日本海洋散骨協会)