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2018.07.09
手元供養を考える 「いのりのしんじゅ」
前回「手元供養を考える」でご紹介した通り、現在では手元供養品としてお骨を入れるミニ骨壺・ペンダントお骨からダイヤンモンド等の様々な選択ができる時代となりました。
今回は、伊勢志摩の英虞湾より 遺骨を含むセラミック核から真珠を作る″いのりのしんじゅ″をご紹介します。
″いのりのしんじゅ″は、養殖真珠の工程と同じく挿核手術 ( 核入れ ) 養生・沖出し・監理・浜揚げを経てお骨を含んだセラミック核に真珠層を生成します。一般的に核入れされた貝の約半分が真珠をつくらず、20%がそれなりの真珠となり、綺麗な真珠となるものはわずかに5%ほどです。
核入れ後の養生期間で、1割~2割の貝が死んでしまうか核を吐き出してしまいます。1回のオーダーにつき90個の貝を養殖するので、できる真珠は3珠~18珠程となります。
一般に販売されている真珠は加工された製品がほとんどですが、受け取れる真珠は生珠です。その中には形が整っていない物やおうとつの有る物も含まれます。
装飾品の様な綺麗さを第一と考えるのでは無く、大切な方を自然が包み込んだ形として受け止めていただきたいというのがコンセプトです。“いのりのしんじゅ” はお骨を預かり出来上がった真珠を届けるだけではなく、5月〜7月の核入れ12月の浜揚げに立会い、新たな命の始まりから誕生するまでの難しさ大切な方の蘇った瞬間の感動までを感じるまでがすべて商品との考えです。
お骨と粘土を混ぜ合わせセラミック核を形成し真珠養殖と同じ工程で行うので、外側は天然の真珠層に包まれた真珠です。お骨を他の形に変えるダイアモンド等との違いは 渡される真珠は1つではないことです。
90珠核入れを行い出来上がった真珠は全てもらうことができるのです。
出来上がった真珠をケースに収めて手元供養の形とするか 普段に身につけられる 指輪・ペンダント・イヤリング等にもする事も可能。核入れ時期については5~7月初旬、浜揚げについては12月の初旬から末となります。
核制作については全て手作業となりますので、ご注文が核入れ時期に近い場合はお受けできない場合があるとのこと。■ いのりのしんじゅ URL : http://www.inorinoshinju.com