終活コラム

  • ペットのお墓事情 供養の新しいカタチ

    長い時間を共に過ごし、深い絆をもってわたしたちの生活をより素晴らしいものとしてくれる、かけがえのない存在となっているのが犬や猫に代表されるペットの葬儀事情です。
    全国でペットとして飼育されている犬は890万頭、猫が950万頭、合計で1840万頭(2017年調べ)です。全国の5800万世帯という数字から換算すると3世帯に1頭のペットが飼われていることになります。
    1世帯で複数頭買っていることを想定しても、5世帯のうち1世帯は犬や猫を飼っていると考えられると思われます。
    それだけペットが現代人の生きがいの一部になっている状況は、疑いのない事実のようです。

    ペットの平均寿命は、犬全体の平均寿命は14.19歳、猫全体の平均寿命は15.33歳という統計が出ています。犬は、超小型犬、小型犬の寿命が長く、また、猫の場合、「家の外に出ない」猫の平均寿命は16.25歳、「家の外に出る」猫の平均寿命は13.83歳と寿命に大きな差がありました。

    しかし、犬猫の年代別の飼育意向を比較してみると、5年前と比べ犬の飼育意向はどの年代でも減少しています。中でも50代では飼育以降が比較的飼育意向は高い世代ですが、低下も顕著なのが50代でした。

    これは、ペットの寿命を考慮すると自分自身の体調の変化や健康、経済的負担に対する不安が出始める世代という事も影響しているのではないかと思われます。一方猫の飼育意向は、5年前と比べてほぼ横ばいとなっています。

    実際に犬や猫などペットが亡くなった場合に専門業者に依頼するケースが一般的です。実際の流れの一例をご紹介します。

    ①ペット葬儀社に連絡して内容を決める
    ペット葬儀のは、葬儀と言っても火葬し埋葬するだけの場合が多く、葬儀を行うにしても家族だけで行う場合が多いようです。
    火葬したお骨は埋葬まで依頼するか、返骨を依頼するかなどを決めます。

    ②迎えが来るまでペットを安置しておく
    直ぐに引き取りに来てもらえない場合は、遺体を家で安置しておく必要があります。このとき、人間と同じように氷やドライアイスなどで冷やして、遺体を保全します。

    ③火葬
    火葬に立ち会う場合は、ペットが使用していたおもちゃや花などを一緒に入れることができます。火葬車の場合はお預けしたその場でお別れになります。

    ④納骨・供養
    遺骨の納骨まですべて委託する場合は、その業者によって納骨されます。ご自身でお墓をお墓を建てる場合や散骨を行う場合は遺骨を受け取り、その後供養する方法を決めます。粉骨することで手元供養やご自宅の庭に撒くなどが可能になります。

    ペット供養として一戸建てに住まわれている方の場合は、自宅の庭に散骨したりお墓を建てることも増えています。またマンションなどにお住まいの方でも、身近で供養ができる屋内用のお墓なども開発されています。

    家族の一員として、良きパートナーとして共に過ごしてきた時間を忘れずに、そしてこれからの時間を共に過ごせるようなペットの供養の新しいカタチが選択肢として広がっています。

    参考)一般社団法人 ペットフード協会 平成29年(2017年)全国犬猫飼育実態調査 結果

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小松FP事務所代表小松俊一

青山学院大学経営学部卒業後、リクルートグループ会社で10年間求人広告、社員教育の営業に携わり社長賞など受賞。その後外資系保険会社の日本法人の設立メンバーして東京西支社で人材採用や教育を担当し、40歳で起業。上場企業向け広報・IR事業を展開する傍ら、個人向けコンサルティングも行ている。

所有する主な資格

  • ファイナンシャルプランナー
  • 小型船舶免許1級
  • 終活カウンセラー
    (一般社団法人 終活カウンセラー協会)
  • 海洋散骨アドバイザー
    (一般社団法人 日本海洋散骨協会)